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温かな音色…マグネシウム製ストラディバリ 新幹線製造技術を駆使し完成

2009.10.27 13:16
自慢の技術を駆使してつくられたバイオリン。温かい音色が響く=山口県下松市の山下工業所(小林宏之撮影)自慢の技術を駆使してつくられたバイオリン。温かい音色が響く=山口県下松市の山下工業所(小林宏之撮影)

 新幹線車両の先頭部分の製造を手がける山口県下松市の板金加工会社「山下工業所」が、自慢の技術を駆使してマグネシウム製のバイオリンを完成させ、26日公開した。メタルの輝きを持つ楽器から温かみのある音色が紡(つむ)ぎ出された。

 流線形の車両づくりなどを得意とする同社が、技術のPRを目的に続けている金属製弦楽器づくりの一環。ベテラン職人4人が、本業の合間を縫い、ハンマーによる手作業で名器・ストラディバリウスの最高峰「メサイア」を原寸通り忠実に再現した。

 これまでにアルミでバイオリンやチェロを製作したが、重さが本物(500グラム前後)の倍に達し、弾きづらいのが難点だった。このため、実用的な金属の中では最軽量のマグネシウムを素材に採用し、539グラムと軽量化に成功。「加工の難しい素材だが、何とかほぼ木製並みの重さに近づいた」と山下竜登社長。今後は、ビオラとチェロも製作し、「マグネシウム製楽器の弦楽四重奏を!」と夢をふくらませている。

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自慢の技術を駆使してつくられたバイオリン。温かい音色が響く=山口県下松市の山下工業所(小林宏之撮影)

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